宇治遊歩

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宇治橋通り商店街のレトロなお店9選

みなさんこんにちは、管理人のイロハです。

前回はスタバの古き良き時代を懐かしみ楽しむ「スタアバックス珈琲」企画の速報記事を書きました。

ujiblo.hatenablog.jp

その時ふと頭をよぎりました。

「あれ?そういえば、宇治にレトロなお店ってたくさんあるのかも!」

というわけで、とりあえず宇治橋通り商店街のレトロな店構えのお店を集めてみました。

しかも、今なお現役バリバリのお店限定で。

好きな人にはたまらないレトロなお店大特集、それでは始めます。

 

 

本題に入る前に

そもそもレトロって何?

まずは「レトロとは?」ということを考えておきたいと思います。

辞書的には懐古的、とか復古調という意味です。

「古めかしい雰囲気を現代ならではの価値を見出して楽しもう!」って感じでしょうか。

レトロなお店の分類

お店に当てはめて考えると、「レトロ」という言葉のニュアンスは3種類くらいに分類できそうです。

1.建物は新しいけど、あえて古い雰囲気が作られたお店

例えば、有名どころの老舗お茶屋さんなんかはこれに当たります。

文化や歴史という宇治茶の魅力にマッチした建物になっています。

下の写真はかんばやしです。

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ujiblo.hatenablog.jp

2.古民家をリノベーションしたお店

全国的にもかなり増えていますが、宇治にもたくさんこのタイプの人気店がたくさんあります。

古民家を活用したカフェやギャラリーは雰囲気満点です。

写真はナナクモです。

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3.歴史があり普通に古いお店

最後に「単純に古いお店」です。

でもただ古いだけではなくて、長い年月を生き抜いた味が店からにじみ出ていて、そこが魅力です。

上に書いた3つの分類の中で、今回記事にするのは3にあたるお店です。

私が一番好きなタイプの「レトロなお店」です。

下の写真は有馬湯です。残念ながらこちらは3月に閉店してしまいました。創業91年!

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さて、前置きが長くなりましたが。

それでは、レトロなお店を探しながら宇治橋通り商店街を歩いてみたいと思います。

場所のまとめは、この記事の最後にあります。

宇治橋通東の端からまち歩き開始です。

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レトロなお店めぐり

宝屋さんから始まるレトロ散歩

まずは宇治橋通りの東の端から歩いてみましょう。

まずは、宝屋さん。最初から大物の登場です。なかなかの風格ですね。

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地元密着の酒屋さんです。なんと夜には立ち飲み屋さんに変わります。

宇治の方程式でも特集されたのは記憶に新しいところ。

uji-news.com

上の記事を読むと築100年のようですね!すごい。

30メートルほど歩くと、林田自転車商会さんとみずおか理容さんのレトロな並びが。

林田自転車商会さんは、まちの自転車、バイク屋さん。

数年前に宇治で先駆けてレンタサイクルを始められました。

今も最前線の活気がみなぎっており、その活気が余計にレトロな建物の魅力を増している気がします。

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みずおか理容さんは創業昭和29年だそう。

入ったことはないですが、常連さんらしき人が出入りされている様子は見受けられます。

建物は年季が入っていますが、威圧感と温もりを同時に感じます。。

丸五薬品のレトロモダンの鉄筋コンクリート

宇治橋通り商店街を中ほどまで歩くと、丸五薬品さんにたどり着きます。

こちらはなんと宇治で最古の鉄筋コンクリート

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宇治の文化的景観の構成要素にも指定されている、貴重な建物です。

おそらく昭和初期に建てられたようです。

お店自体は明治創業で、なんと120年の歴史があります。

こちらは単にレトロというより、洋の雰囲気を取り入れたレトロモダンで、宇治橋通り商店街の中でも異彩を放っています。

建設当時は最先端のおしゃれ建築だったかもしれませんね。

そこからほんの少し歩くと、鮒栄さんにたどり着きます。

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地元で超有名なうなぎ屋さんです。その他の川魚や、出汁巻、う巻きなんかも人気です。

こちらも創業60年以上。

レトロな外観、立ち込める煙の香り。「ここのうなぎが美味しくないわけがない!」という、謎の信頼感が滲み出る店構えです。

そして喫茶店アームさんとその両脇のお店。

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この3軒は三者三様の店構えですが、この三軒は実は1本の梁が貫いています。元々はお茶の商人が住む長屋門だったそう。

実はここ。ブラタモリでも特集され、タモリさんが訪れました。

ブラタモリファンにも必見のレトロポイントです。

www.nhk.or.jp

大阪屋マーケットはレトロの真骨頂

もう少し歩くと大阪屋マーケットさんが現れます。

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これをレトロと言わずして何をレトロと言うのでしょうか。

建物の作りから、素材から、ちょっとした外壁のくすみまで、これでもかとレトロ感を演出します。

この独特の雰囲気のおかげで、3年ほど前に火曜サスペンス劇場の舞台にもなりました。

中に入っているテナントは減少し、空きスペースが目立ちますが、路面スペースでコーヒー店を営む創業者のお孫さんがイベントを開催するなど、相変わらずの活気が溢れています!

さらに東に歩を進めると、荒菊商店さん。

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もはや創業年はわかりません。

店主さんと話したりしたこともないので、情報がほとんどありません。

いわゆる荒物屋さんですが、「荒物」という言葉を知らない若い人も多いのではないでしょうか。

生活密着の品を売りながら、宇治橋通り商店街の歴史を見守ってきた寡黙さとおおらかさを感じます。

気がつくと、そこはもう宇治橋通り商店街の西の端。宇治橋平等院表参道商品会にほど近い場所までたどり着きました。

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場所とまとめ

はい、いかがでしたか。

宇治橋通り商店街には本当にたくさんのレトロなお店がありますね。

場所は全部宇治橋通り商店街です。

宝屋さんから荒菊商店までわずか500m(徒歩7分)くらいです。

今回ご紹介したお店は、どれも今なお現役で活躍中のお店です。

建物の歴史的価値を味わうもよし、普通に買い物を楽しむもよし。

そして、単純にインスタ映えポイントとして写真を撮ってみるのもよし!

ふと素通りしがちなレトロな建物に目を向けつつ、ぜひ宇治でのまち歩きを楽しんでください。 

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